この絵はおじいさんとおばあさんがやない田前の田んぼから運んできた稲を道のすみのほぞにかけているところです。おじいさんがこううん機で稲を運んでいるところ。かこうとしたらできなかったのです。それから毎日ほぞに稲をかけていました。ぼくもいっしょにきて、手伝ったこともありあす。はじめはみんなあついあついといっていたけれどあせをかいたらすずしくなったといって、またほぞに稲をかけてしまいました。ぼくはこのあついのによく仕事がつづいていると思いました。それはぼくがそれだけしたらあつくて病気になりそうになります。
ある晴れた日曜日のことでした。おつかいが終わり、帰り道を急いでいた私だったのですが、ちょっと横の田をながめて見ると、家族連れの農家の人々が刈り入れやら稲かけで忙しそうに働いていました。秋の太陽が真上から照りつけるのにもかかわらず、せっせと刈りとった稲をかけていきます。私はもうポカンとして見ていたけど、働くつらさも忘れてとても楽しそうでした。
九月十八日は楽しみにしていたわたしたちの町のお祭りでした。夕方まだかまだかとまっていたら「わっしょい、わっしょい」という勇ましいかけごえがきこえてきました。わたしは「あっ おみこしだ。」といって家の前へ出ました。おかあさんもつづいてでてきました。見るとむこうで大ぜいの人のかたまりがあっちへいったりこっちへいったりしながらだんだnこっちの方へ近づいてきます。せんとうはちょうちんを持っている人、お酒によった人がおみこしをかついでかけ声をかけたりしていました。そのうしろかっらは子じしやもんつきを着た人たちがきました。一けんの家につくとみんなおみこしを台の上におろして家の中にはいって、のりとがあがってそれがすむとにぎやかに歌やおどりが始まりました。その家の前では、おおぜいの人が見物しています。大じしや子じしがにぎやかになっています。そして次の家へと出発します。大ぜいの見物人も一ばんあとからぞろぞろとつれだしていきます。夜中に目がさめたら遠くでまだししまいのかねの音やかけ声が遠くの方できこえていました。
『お祭り』 わたしたちのお祭りにはししまい十人です。小学五、六年生が、中しんになってします。てんぐのほか、かやの中には、五、六人ぐらいはいります。それから、ふえをふく人や●●をたたく人が、二、三人ずついます。これをれんしゅうするのに、やく一ヶ月ほどまいばんれんしゅうをしてじょうずになるのです。お祭りの日にみんなの家を、まわるのです。二日もするので、たいへんつかれるのと思います。一年に一回のお祭りで、二学期のはじまると、ふえや、たいこの音が、思い出されてまちどうしくて、しかたがありません。